東大生は留学への意識が低いか?
UC Berkeley Summer Sessionでびっくりしたことのひとつ…
周りの東大生を見ているかぎり、明治大学・龍谷大学と比べて、留学への意識は決して低くないように思います。
では、何がちがうのでしょうか?
答えは、 情報の与えられ方のちがい だと考えます。
たとえば、
東大の文系学生は、2015年入学生から、「1・2年でとりきらなければいけない単位」を1年生のうちに全てとりきることが可能になりました。
2014年入学生までは、2年生のSセメスター(夏学期)にも語学の必修授業があったのですが、それがなくなり、2年生Sセメスターの必修授業がゼロになったのです。
(制度の改革が進んでいる最中なので、また変更があるかもしれません)
この変更は、「留学をしやすくするため」に行われたとも言われています。
しかし、それを意識している1年生は多くありません。
「1年生のうちにがんばれば、1年生のAセメスターが終わってから2年生のAセメスターが始まるまでの半年間を休みにできる。その休みを利用して留学ができる」
ということを、東大が積極的にアピールしていないから。
あるいは、実際にその半年間を利用して留学をした先輩が身近にいないから。
その点、明治大学や龍谷大学は、大学側が留学に積極的で、留学した先輩から話を聞く機会を大学側が用意してくれることもある。
生徒が自分から何もしなくても自然と留学の情報を耳にする機会が多いのです。
東大においては、あなたが受動的である限り、情報は得られません。
大学がわざわざ生徒全員にお知らせしてくれたり、自然と経験者の先輩に出会ったりすることは稀です。
でも、あなたがきちんと得ようとすれば、実は情報は山ほど与えられています!
まずはそのことを知ってください。その情報に自分から手を伸ばしてください。
アメリカ留学EXPOに足を運んでみてください。
Go Global 東大留学フェアに行ってみてください。
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/administration/go-global/event/goglobal2016.html
まずはそこからです。
東大生のみなさん、そして東大への入学を考えているみなさん。
留学を考え始めるのに早すぎるということはありません!
「留学開始の1年以上前から動き始める」が留学の原則。
2年生の夏に留学していたいなら、1年生の夏には動き始めていなければ間に合いません!
1年生のうちに単位をとりきりたいのなら、1年生の4月から計画的に単位を計算しなければなりません。
「留学しよう!」という気持ちを、早いうちから心の中に持っておくことです。