「どうやったら英語を話せるようになるのでしょうか?」
留学先でちゃんと英語が話せるだろうか、というのはとても不安ですよね。
結論から言います。
大丈夫です、話せます。意外と話せるものです。
もちろんペラペラというわけにはいかないですが、伝えたいことは、たとえ文法がめちゃくちゃでも、伝わります。
私の英語スピーキング能力は決して高くありません。
TOEFLのスコアもたったの20。IELTSだって、6.0以上をとったことはありません。
留学してすぐの頃のことです。
Berkeleyで初めて出会った日本人女性に、相談をしました。
「授業中、英語でうまく発言ができない。どうやったら英語を喋れるようになりますか?」
彼女の答えはこうです。
「話そうとすれば、彼らは必ず聞いてくれる。
もし英語で喋れなければ、日本語で喋ればいいのよ。
そうしたら、彼らは日本語に興味をもってくれるでしょ?」
彼女は社会人でしたが、中学生レベルのつたない英語しか話せませんでした。
しかし彼女は授業中に恐れず発言していました。
私が一度、クラスメイトに、「彼女は英語がうまく喋れないのに積極的に発言していてすごい」と言ったことがあります。
クラスメイトはこう答えました。
「何を言ってるの。彼女は英語を十分に喋れているじゃない!」
留学中に気づいたことなのですが、
ネイティブスピーカーは、留学生の英語を評する時に、
「英語が喋れない、うまくない」とは決して言いません。
英語が第二言語である人たちは、うまく喋れなくて当然、なのです。
問題は「言いたいことが伝わるか伝わらないか」 それだけなんです。
要は、スピーキングは英語力ではないというのが私の結論です。
スピーキング力=自分の意見を伝える力。
言いたいことをきちんと伝えられている限り、英語が下手くそでも、極論英語じゃなくても構わない。
あんまり不安にならずに、どーんと構えていけば大丈夫です。