志望理由の書き方
夏期留学申込しめきりが迫ってきましたね。
奨学金の申込でも、在籍する大学に提出する書類でも、留学先に提出する書類でも、
「何故あなたは留学をしたいのですか?」
と問われます。
自分の行きたい大学に行くために、「相手に好印象を与える志望理由を書きたい」と思うことでしょう。
答え方に、正解があるわけではありません。
思っていることを素直に答えるのが一番だと私は思います。
その際のポイントをいくつか挙げてみます。
①留学先で何を学びたいのか、具体的なビジョンがあることを示す
「〇〇大学のsummer schoolに参加して、〇〇という授業をとって、その授業で〇〇を学びたい」
「〇〇教授の授業をとって、〇〇について直接議論をしたい」
など、具体的に留学先での学びのビジョンがはっきりしていることをアピールするといいでしょう。
具体的であればあるほど良いです。
②why?をつきつめて考える
〇〇という授業をとりたいと思ったのはなぜですか?
〇〇教授に学びたいと思ったのはなぜですか?
そう思うきっかけとなった衝撃的な出来事などを書くと、ユニークで印象的な文章になるでしょう。
しかし、印象的な文章を書きたいからと言って、理由を偽装してはいけません。
そのひとが心の底から思っていることかどうかは、文章を読めばわかります。
③「英語を学びたい」では説得力がない
英語を学ぶなら、日本でもできるからです。
「英語を学びたい」を理由のひとつとして挙げても構いませんが、それをメインの理由として挙げない方がいいでしょう。
④「それって他の大学でもできるんじゃない?」と反論をされないような論理
たとえば、「ミクロ経済に興味があるので、Yale summer schoolでミクロ経済を学びたいです。」という理由を書いたとします。
ミクロ経済だったら、stanfordでも、東大でも、学べますよね?
なぜ他でもなくYaleにしたのでしょうか?
「Yaleには有名なミクロ経済学の論文を書いた〇〇教授がいて、それを読んだとき~と感じました。だから、その教授の授業をどうしても受けてみたいのです。」
という方がずっと説得力があると思いませんか?
他の大学じゃだめなんです!ということをアピールします。
⑤誤字・脱字・文法ミスのないように
志望理由を英語で書く場合、writing能力もチェックされています。
私の場合、提出前に帰国子女の友達にミスがないかチェックしてもらいました。
もちろん日本語で書く場合も誤字のないようにしましょう。
おまけ:相手から来たメールにはなるべく早く返事をすること。
留学の手続きをすすめるうえで、留学先の大学や在籍中の大学とメールで何度もやりとりをすることがあります。
留学申込の段階でメールへの返信が遅い学生は、「この学生は、留学が決まったとして、この先めんどうな手続きをきちんと期日までにこなすことができるのだろうか?」と信用を失う可能性があります。