2次試験は
①プレゼンテーション(企画提案試験)
②面接
③グループディスカッション(政策課題討議)
の3つから構成されており、試験は2日間にわたって行われます。
試験会場は受験番号が早い人の方が遠い会場(埼玉)に飛ばされ、受験番号の遅い人の方が都心に近い会場になるので、あまり早く申し込まない方がいいかもしれません...(埼玉の会場の人は、近くのホテルに宿泊している人もいました)
政策課題討議
試験の流れ
レジュメ作成(20分)
↓
グループメンバーのレジュメを読む(5分)
↓
自分のレジュメを発表する(1人3分×6人)
↓
討議(45分)
↓
討議を通じて考えをまとめる時間(1分)
↓
討議を通じての感想などを述べる時間(1人2分×6人)
勉強の流れ
一言でいうと、政策課題討議はあまり勉強しなくて良いと思います。
理由①配点が小さい
企画提案試験が5点、面接が6点であるのに対して、政策課題討議は4点と、配点が小さくなっています。
理由②点数に差がつきにくい
受験者はAからEの5段階で評価されますが、正直、AとEはほとんどつきません。また、よほどことをしなければ、Dもつきません。
従って、多く人がBかCをとることになり、あまり差がつかない試験になっています。
以上の理由から、政策課題討議の練習よりも、企画提案や面接カードの準備に時間を割く方が賢明だと言えるでしょう。
おすすめの勉強方法は以下の通りです。
①一度か二度は友達と練習をして、試験の流れに慣れる
②この記事を読んで、やってはいけないことをしっかり認識する
(評価Dがつかないように。これをやらなければ基本的にBかCをとることができる)
意識するポイント
☆やってはいけないこと
・1人でずっと喋り続ける
・ディベートのように、意見に勝ち負けをつけようとする
・話の流れから外れた論点を出して、話を混乱させる
・発言していない人を気にかけることなく議論を進める
・他人の意見を否定する
・他人の意見をしっかり理解しようとしない
・発言が端的にまとまっていない、分かりにくい
☆やると評価があがること
・最初に言葉の定義を確認する
・政策の目標を最初にすり合わせる
・チームメンバー全員で共通認識がとれているかを随時確認する
・発言していない人がいたら、話を振る
・発言は端的にまとめて、分かりやすく伝える
・相手の目を見て優しく話す
・他人の意見を積極的に取り入れる
・論理的に話す
・論点がずれたら議論を修正する
・「この政策を行う事で、日本がどんな国になったらいいと思いますか?(目標確認)」「こうした政策は、国として行うべきことなのでしょうか?(意義確認)」「この政策を行うと、〇〇に△△のような影響が出るのではないでしょうか?(新しい視点の提供)」といった言葉を使うことで、大きな視点(国家公務員として持つべき、国としての視点)と広い視野をもっていることをアピール
・最初のレジュメ発表(2分)が大切。一番試験官の集中力が高く、第一印象を左右するため。ここで、笑顔で論理的に、そしてチームメンバーの目を見て話すと良い。
・最後の感想を述べるところでは、
「私たちが今回合意に至った政策によって、このような影響が予想され、目標とした"△△な日本"に近づくインパクトをもつ政策になったと思います」というような、俯瞰できる力をアピールしても良し〇
あるいは「次に議論をするなら、こういう視点からの議論があると良い」など、次の議論につなげる建設的な発想ができることをアピールしても良し〇