UC Berkeley Summer Session

留学の話、国家総合職試験の話など

就活中に言われたことを振り返る

就活中にOBから言われたことを振り返ると、「あれは貴重なアドバイスだったな」「あれは、あの時反論できなかったけど今なら反論できるな」などと思うことがある。

そういうのを、忘れないうちに書いておきたい。

それと、就活中「良い質問をしたい」「自分の主張ができる人間になりたい」と悩んでいた。そんな当時の悩みに、今なりに答えてみたいと思う。

 

目次

  1. OBに言われたことと、今の私が考えること
  2. 就活で良い質問をするには?
  3. 自分の主張ができる人、ってどうやったらなれるだろう?

 

1. OBに言われたことと、今の私が考えること

自分は官庁と民間で悩んでいたから、官庁就職については民間OBから散々言われた。

「世の中に対するインパクトが目に見えるのに何十年もかかる仕事って、やりがい感じにくいと思うんだよね」

「官庁ってお客さんと対面できない、誰を幸せにしているか分からない」

 

人を幸せにする仕事か?と問うてNOになる仕事は無い。

けれど、自分自身の "人を幸せにしたい" という気持ちを満たせる仕事か?はしっかり考えた方が良い。

"人を幸せにしたい"と思った時に、その"人"は何を指すのか?

目の前のお客さん?ーなら、官庁は向かないかも。

100年後の日本人?-なら、きっと官庁が向いている。

お父さんやお母さん?自分の息子や娘?貧困地域に住む世界中の人?

自分が幸せにしたい人、に貴賤はない。

自分が素直に幸せにしたいと思える人を幸せにできる職業なら、"やりがい"は自然とついてくる。

何を目指すか。

陸上選手が100m走で1位を目指すか1000m走で1位を目指すか、それによって、鍛える筋肉も今日食べるものも違ってくるのと同じだ。

1000m走を目指す人は、そりゃ100m走よりは結果が出るのが遅いかもしれない。

でも、それは目指しているもの(幸せにしたい人)が違うというだけであって、そのやりがいや面白さに優劣はないのだ。

 

 

また別の観点から、官庁に行くのは賢明でないと言われたこともある。

「これまでだって、死ぬほど賢い人が官庁に入って、でも、誰が日本を変えれた?誰も変えられてないじゃないか。そこに自分が行っても、変えることはできないと思った。だったら、自分が変えることのできるものを変えた方が、良い人生なんじゃないか」

さらに振り返ると、経済学の授業でも同じようなことを言われた記憶がある。

「資本主義を改善しようと、次のフレームワークを発見しようと、いろんな経済学者が・政治家が挑戦してきた。でも、マルクスみたいに頭の良い人が失敗したんだ。軽い気持ちで資本主義の次を、なんて言う奴は馬鹿だ」

彼らの言っていることは、正論だと思う。

けど、私はちょっと腹が立った。先人が成せなかったことを理由に、やりたいことを諦めたくない。

私は馬鹿だから、自分のできそうにもないことに挑戦して、失敗して、くたばって死ぬ人生で良い。何者にもなれなくて良い。自分の胸がほんとうに打ち震えるものだけに、自分の命をかけたいと思った。そして、そう思ったことに今でも後悔はない。

 

就活中に、ちょっと腹が立つことを言われたら、それは大きなチャンスだと思う。自分がどう在りたいか、自分が何をしたいかを見つけるチャンスだ。

腹立つことを言う先輩は大切にした方がいいし、あえて自分とは違う意見を持っていそうな人と話すと良いと思う。

 

また別の視点だが、就職活動も終盤になると、こんなことを言われた。

〇〇(内定先)って、あなたのキャラは合ってると思う。けど、あなたと同じようなキャラの人がいっぱいいる所に就職して、あなたの価値って発揮できるかな?あなたのやりたいこと、やれることって、既にそこにいる人がやれることと一緒じゃないかな?

ーこの問には、今まさに悩まされている。

就活中、自分と同時に就活している同期と、自分とが、どう差別化できるかという事は誰でも考える。

けれど、既に就職している人と、自分とが、どう差別化できるかということに、私は考えが及んでいなかった。これは私を反面教師にしていただきたいと切実に思う。

実際に働き始めたら、その職場の中で、自分がどんな強みを発揮して、どんな価値を生み出せるのかが問われ続ける。

就活用に用意している台詞(〇〇という強みを活かして××し、御社の△△に貢献します)をもう一度考え直して、「ほんとうに私の〇〇は、貢献につながるだろうか?」とイメージしてみてほしいイメージできなかったら、自分の強みは何か、自分はどう貢献できるのか、徹底的に考え抜くと良いと思う。働き始めてからきっと役に立つ。

 

 

 2. 就活で良い質問をするには?

面接官やOBから「質問ありますか?」と聞かれた時、この瞬間がいちばん緊張する。(と個人的には思っていた)

私が考え付いた、いい質問の練習の仕方を羅列してみる。参考になるんじゃないかと思う。参考にならなかったらごめんなさい。

他の人の質問と、面接官やOBの反応を、全てメモする

 他の人がいい質問をしていたら、それを別の機会にパクる。

 企業によって、ウケる質問が違う。説明会や座談会に行って、パターンを把握する。

新聞や、ニュースサイトや、ツイッターを駆使する

 いろんな所で、質問を投げかけている人が必ずいる。それを自分の質問であるかのように使えばいい。あ、いい質問だな、と思ったら、それを自分の中にストックしていく。

 官庁に限って言うなら、国会を見ると面白い。議員が本気で質問しているのが見れる。あの質問は全部勉強になる。

質問と同時に、自分の仮説を伝える。

 「〇〇だと自分は思うのですが、どうして××なんですか?」という形で聞けると、相手も答えやすいし、きちんと考えているアピールができる。(ここで自分の主張を冗長に語るのは良くないが)

あまり考えすぎない

 よく見られることは大事だ。でも、結局、疑問に思ったことを素直に聞くのが一番だと思う。自分の素直な質問を評価してくれないのなら、その企業とはご縁がないまで。それくらいの大きな気持ちで良い。

 

3. 自分の主張ができる人、ってどうやったらなれるだろう?

自分の主張ができる人に見せるための就活テクニックは色々ある。でも、私が知りたいのは、本質的に、どうやったら自分の主張ができる人になれるだろうか?ということだった。

相当悩んだあげく、最近、「自分の主張をするって、意外とそんなに考え込まなくても良いのかもしれないなあ」と思い始めた。

喜怒哀楽を表現することが、「自分の主張をできる」ってことなんじゃないかと思うからだ。

 

 

なにか主張を作って、組み立てて、論理的に話そうとするのではない。感情を素直に表現するだけでいい。それが第一歩。

第二歩は、なぜ自分がそういう感情になったかを考えること。

何かを見聞きして、嬉しいと感じるか、悲しいと感じるか、その感受性はひとそれぞれだ。自分の感受性は、自分がこれまで経験してきたすべての事柄の中で徐々に形成されてきたもので、あなたとまったく同じ人生を歩んできた人が1人もいないから、あなたとまったく同じ感受性をもっている人は一人もいない

なぜ、自分は嬉しいと感じたのか?その理由を説明することは、すなわち、自分のオンリーワンな人生を説明することに他ならない。そしてその説明に説得力があれば、しっかり「自分の主張をできる」ということなんじゃないだろうか。

 

あまり考えすぎない、ということを再度提案したい。(良い質問をするために、の所でも述べた)

考えすぎると、すなわち、評価されたいと思って戦略を練りすぎると、せっかくの感受性が死んでしまう。そうすると結局、評価されない。

評価されたいという気持ちはいったん横に置いておく。リラックスして、そして自分の感受性をとぎすます。自分はいまどんな風に感じているか?この感情はどうして生まれたのか?それを言葉にすることが、他の誰とも被らない「自分の主張」なのだ。

 

 

おわりに

いろいろと書いてきたが、 あんまり私の日本語がうまくないから、せっかく読んでくださった方にうまく伝わらないかもしれない。

 「〇〇を考えろ、でもあんまり考えすぎるな」等と矛盾したことを書いているが、要は準備の段階ではたくさん考えて、本番ではその準備を全部忘れるくらいでちょうどいいと思っている。

いろんなセオリーがあるし、ひとそれぞれ自分に合うやり方は違うから、いろんなwebサイトを見たり就活本を読んでみたりして、気に入ったやり方を真似すれば良い。

就活など通過点にすぎない。軽々と乗り越えて、充実した社会人生活を楽しんでいただきたいなと思う。社会人はほんとうに楽しい。