留学前にどんな準備をすべきか?
「語学力は向上するか①」では、3か月程度ではほとんど語学力が向上しないと書きました。
とはいえ、英語漬けの毎日というのは留学以外ではなかなか得ることのできない貴重な機会です。
そこで、留学生活を最大限に利用するために留学前にしておくべき準備(語学面)について書きます。
※以下、本記事に書いていることは私個人の考えにすぎません。
事前にするべき練習量には個人差がありますし、自分で納得のいくまで準備をしていってください。
①リスニングの練習
・講義が聞き取れなくて困るということはあまりないと思います。
先生は留学生がいることを考慮してくれますし、大切な所は強調してゆっくりはっきり(あるいは繰り返し)話してくれるでしょう。
もし聞き取れなくても、他の生徒に聞いたり、その先生のオフィスアワーに行って質問をしたりすることで解決できます。
・日常会話のリスニングは練習していった方が良いと思います。
受験英語のリスニング能力では対応しきれません。
英語でドラマを観たり、洋楽を聴いたり。
もちろん字幕を見て、歌詞を読むことが必須です。
日常会話というのは決まった言い回しがあるものです。
たとえばタクシーに乗ったら「どこに行かれますか?」と聞かれるとか。
カフェに入ったら「店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」と聞かれるとか。
友達にあったら「おはよう」と言うとか。
寮で初めて会う人には必ず「専攻は何ですか?」と聞かれるとか。
こういったお決まりの短いフレーズを言う時、英語話者は とっても早口。
そのフレーズを知らないと、「えっ?いまなんて言った?」となりがちです。
事前にネットである程度お決まりのフレーズを勉強しておくと楽です。
②ライティングの練習
リスニングの次に力をいれるべきはライティングだと思います。
それは、授業で課される膨大な課題をこなすために必要な能力だからです。
少し変な感じがするかもしれませんが、
ライティングの練習として有効なのが、リーディングの練習をすることだと言われています。
毎日少しずつでも、academicな論文や簡単な新聞などを読んで、「表現を自分のものにする」ことを心かげるといいでしょう。
③スピーキングの練習
次の記事で詳しく書きますが、あまりスピーキングは事前練習に力を入れなくても大丈夫、というのが私の考えです。
私は英語のテキストに載っていた暗唱例文が自然に口をついて出るくらいまで暗記していきました。
実際、使いやすい表現は暗記していくと便利です。