米国留学・公務員就活の参考情報

留学や国家総合職試験について「こういう情報が欲しかった」と思ったもののメモ

大学探し①

行政官長期在外研究員派遣に向けて、日々の作業をメモしていく。

自分用の備忘がメインだが、いつか誰かの役に立つと良いなとも思う。

情報を整理したり体系だてたりしないで、時系列に、試行錯誤のあとを残しておくことが、意外とあとから役に立つものなので。

欲を言えば、迷走中なので、もしアドバイスがあればコメントいただけると大変ありがたいです…。

 

◎派遣先国は、原則として1カ国であり、応募(1月)後の変更は認められない。

・完全に大学を絞る必要はないが、この大学良いなというところを3つくらい見つけておきたい。そうでないと、国を決められない。

 

◎学びたいことから、大学を絞る。

・パートナーの留学先地域から決める人もいる。私は未婚で子供もいないので、まずは地域に囚われず、学びたいことを学べる大学はどこか?と考える。

・3度の短期留学(1回目はUC Berkeleyで、Computer Scienceと言語学を。2回目はHarvardで経営を。3回目はウィーン大学?で建築等を)の経験からして、

①コンピューターサイエンスのうち、特にコーディング(pythonとか)は日本でも学べるので、留学する必要を感じなかった

経営学は、面白いけれども、ちょっと学問的な面で物足りなさが少しあった

③その地域の強みがある学問は面白った

④漠然とした目的意識(言語って面白いな~とか)だと、学べるものが少ない。「××についての▽▽を作りたい/書きたいから、〇〇の論文を書いている▲▲教授のところで研究したい」くらいの目的意識を持ちたい。

これを踏まえた大学選びをしたいと思っている。

 

◎総論的な本を読んでみる

・「経済学の壁 教科書の「前提」を問う」前田裕之(白水社, 2022)を読む。このチョイスで良いのかは微妙だが…とにかく、自分の関心が、何と呼ばれている学問分野に該当するのかを探し当てないといけない。

・比較制度分析というのが近い気がする。スタンフォードが主流らしいので調べてみる。経済学・社会学についてはマスタープログラムがない(PhDのみ)。うーん

Admissions Overview | Sociology (stanford.edu)

スタンフォードの公共政策マスターは、いろんな先輩が行っていた気がする。今度話を聞いてみよう。他学部の授業をとれることもあるだろう。

(参考)スタンフォードのプログラム一覧

Explore Graduate Programs | Graduate Admissions (stanford.edu)

・MITも調べてみた。PhDしかないようで、進路としては難しいが、有益なアドバイスあり。ふむふむ、こういう論文を読んでみれば良いのか。

Note to potential applicants: An excellent way of deciding whether to apply to the Economic Sociology group is by reading articles in top sociology journals (e.g., American Sociological Review, American Journal of Sociology) and secondarily at top journals in organizations and management (e.g., Administrative Science Quarterly, Organization Science), especially those authored by our Economic Sociology faculty, and deciding whether you want to write articles like these.

Economic Sociology | MIT Sloan

 

◎大学を一覧で検索できるサイトにあたってみる。

・とりあえず、economic sociology master degreeで検索をかけてみる。

そうそう、まさにこういうことが勉強したいんだよね、というサイトがヒット。とりあえず検索ワードはeconomic sociologyでOKそうと分かり安心。

Economic Sociology Master's Degree Programs (learn.org)

上記サイトは、なぜか検索がうまくいかないので、別サイトを捜索。

・以下のサイトでは、英国の大学ばかりヒットする。米国にマスタープログラムはほとんど無いのか…?

学歴厨なのかもしれないが、検索でヒットした大学が、あまりにランキングが低いと、この大学で大丈夫なのか?…となってしまう。日本国内の大学であれば、なんとなくこの大学なら大丈夫だろうという相場観があるが、海外大学については全然分からん。

Full Time, On Campus Masters Degrees in Socio-Economics, USA (findamasters.com)

・であれば、ランキングで探せる、米国限定の、大学一覧サイトを見てみよう。

Best Economic Sociology Programs - Top Social Sciences - US News Rankings

知っている大学ばかりで安心するが、マスタープログラムがあるかどうかが問題。上からひとつひとつ調べてみよう。

※まだ見ていないが、このサイトもまとまっていて良さそう

Graduate Schools | PickUniversity

 

◎graduate degree 〇〇(大学名)でひたすら検索していく。

(1)プリンストン大学

【プログラム一覧】 Fields of Study | Graduate School (princeton.edu)

Political EconmyというInterdepartmental Programがある。

全然分からないが、学部横断的なプログラムもあるらしい。EconomicsとPoliticsはPhDなので、おそらくPolitical EconomyもPhDの一種だろう。

Program Offerings | Graduate School (princeton.edu)

結局、プリンストン大学の中で、マスターがとれるプログラムのうち、経済とか社会学に関係するものは、Public and International Affairsだけのようだ。3年で、M.P.AとM.B.Aの両方がとれるコースもある。自己啓発休暇をとって3年にするという手もあるか…?

Princeton School of Public and International Affairs | Graduate School

 

(2)UCバークレー

サマースクールに参加した経験があるので、雰囲気が分かって安心。私がサマースクール参加した時(もう6年前くらい?)には、警察庁から1人、経産省から1人、行政官長期在外研究員派遣の制度を使って来ている人がいた。

【プログラム一覧】 Graduate Programs & Deadlines to Apply - Berkeley Graduate Division

マスターは色々ある。人口統計学・デザイン・民俗学・Global Studies(国家と紛争や南北問題など)・情報(データサイエンスやサイバーセキュリティ)・ジャーナリズム・法・Public Affairs・Public Policy・アジア…。MBAもある。

一番近いのは公共政策だろうか。詳細はここのページが分かりやすかったが、先輩修士論文のタイトルにあまり興味を惹かれない…。

Programs | Goldman School of Public Policy | University of California, Berkeley

 

(3)ハーバード

Degree Programs | Harvard University - The Graduate School of Arts and Sciences

マスターは、Regional studiesくらい。アジア専攻にして、その中で経済を学ぶという手もあるのかもしれないが、遠回りな気がする。選択肢にならないな。

…と思ったら、見ていたサイトが間違っていたみたい。検索の一番うえにヒットしたものではなくて、網羅的なサイトをチェックするように注意した方が良い…。

【プログラム一覧(網羅的)】Programs - Harvard University

MBAもある。サイバーセキュリティ・データサイエンス・デジタルメディアデザイン・神学…

あり得るのは、以下かなあ。

①デザイン学 Master in Design Studies (MDes) - Harvard Graduate School of Design パブリックコースは、権力・人種・自然環境などの相互関係を学ぶということで、関心には近い。

②Public Policy Areas of Focus | Harvard Kennedy School

Political and Economic Development専攻が関心に近いように思う。

③Public Administration  Curriculum | Harvard Kennedy School

(授業一覧)Courses | Harvard Kennedy School

(参考)デザイン学とのダブルディグリーも可能らしい。詳細はさらに調べる必要あり。 Concurrent Degrees | Harvard Kennedy School

④以下は短期集中コースであり、人事院から授業費用の支給はない?

開発・国際関係 Global Development Practice Master's Degree Program | Harvard Extension School 

マネジメント  Management Master's Degree Program | Harvard Extension School

 

(4)スタンフォード

【プログラム一覧】 Explore Graduate Programs | Graduate Admissions (stanford.edu)

デザイン、international policyはサイトを見たが、ちょっと関心とずれている。

Public Policy

Graduate Program | Public Policy Program (stanford.edu)

MAとMPPの2つがあり、MAは1年制(なおかつ現在スタンフォード大学院生に限定)、MPPは2年制。

 

(5)ミシガン大学

①総合デザイン MDes in Integrative Design | U-M Stamps (umich.edu)

②Public Policy

Master of Public Policy (MPP) | Gerald R. Ford School of Public Policy (umich.edu)

HPの作りの問題かもしれないが、あまり魅力的に見えない。極めて普通の公共政策大学院だと思うが。(メインの指導教員の論文が関心とずれているからか?)

※デュアルディグリーが認められるのか問題再び…。卒業に3年かかる。 Graduate Programs | Gerald R. Ford School of Public Policy (umich.edu)

(6)コーネル大学

Fields of Study – Graduate Catalog : Graduate School (cornell.edu)

社会学修士がある!と思ったら、博士に行きたい人限定だった。

(7)デューク大学

Master's Programs | The Graduate School (duke.edu)

(8)コロンビア大学

網羅的なページが見つけられない。分かりづらい…

・MA Programs | GSAS (columbia.edu)

社会学修士(1年)があるが、ちょっと違うかも…。

9カ月のコースglobal thought M.A. in Global Thought - CU Global Thought (columbia.edu) は、他のコースとの組み合わせ前提であれば、ありかも。

選択科目一覧 Electives - CU Global Thought (columbia.edu)

Degree Program Curricula | School of International and Public Affairs (columbia.edu)

公共政策関係はここにまとまっている。

 

 

◎上位ランキングから探すやり方では、結局どの大学が良いのか、決め手が曖昧に感じる。最終的には総当たり的に応募していくのだろうが、現時点ではもっと別の探し方をした方が良い気がしてきた。次回は以下のやり方で深ぼってみよう。

◎面白い論文の著者がどこの大学にいるかを調べる

・王道はやはり、自分の書きたい論文の先行研究にあたる学者がどこにいるかを探す方法ではないか?

 

◎先輩が行った大学を調べる

・先輩の留学体験記がすべて公開されている(秘書課に問い合わせれば見せてもらえる)