米国留学・公務員就活の参考情報

留学や国家総合職試験について「こういう情報が欲しかった」と思ったもののメモ

留学が決まったら早めにすべきことリスト

予防接種は早めに予約を!

 

北米の大学や語学学校に留学する際には、通常予防接種証明書が必要となります。

過去の予防接種歴を記載しなければならないので、接種日がわかる記録(母子手帳など)が必要です。

また既に受けていたとしても、日本と外国で接種回数が異なる場合もあるために再接種を行うこともあります

各学校によって要求している項目が異なりますので、早めにご相談下さい。

過去の接種日の記録がない場合、期日内の証明書の発行が不可能となる場合もありますので十分ご注意下さい。

 

予防接種の中には複数受けなければいけないものもあります。

(たとえばB型肝炎は、日本ではあまり受けない予防接種ですが、留学前に3回打つ必要がありました) 

その場合、1回目の接種と2回目の接種は4週間あけて打たなければならない、というようなルールがあります。ですから、留学の3か月前には予防接種を打ち始める、くらいのイメージでいると良いでしょう。

 

 

☆一般に留学が決まったら早めにしなければいけないこと

早くやるべき順番に書くと...

奨学金の申請(留学が決まる前の場合もある)

・旅行の計画(これをしないと航空券の予約ができない)

・飛行機の予約(なるべく早く…航空券の値段は直前になるほど高くなっていくので)

・寮の予約(なるべく早く…埋まってしまうかも)

・授業の申し込み(なるべく早く…埋まってしまうかも。後から変更可能)

・予防接種(出国の3か月前から順次接種)

・銀行の残高証明書の発行(出国1か月前には済ませておく。これがないとVISAがとれない)

・VISA申請(出国1か月半前には動きださないとまずい)

・保険に加入する(出国3週間前には済ませる)

・トランクを買うなどして荷物をつめはじめる(出国1週間前くらいから)

・教科書を購入する(可能であれば出国1週間前に)

 

国家総合職教養区分 二次試験① 企画提案の勉強方法

就活でずっとばたばたしており更新が遅くなりましたが、

12/8の合格発表で、無事2次試験に合格しました。

 

ということで、2次試験の勉強の仕方について書きます。

2次試験は

①プレゼンテーション(企画提案試験)

②面接

③グループディスカッション(政策課題討議)

の3つから構成されており、試験は2日間にわたって行われます。

試験会場は受験番号が早い人の方が遠い会場(埼玉)に飛ばされ、受験番号の遅い人の方が都心に近い会場になるので、あまり早く申し込まない方がいいかもしれません...(埼玉の会場の人は、近くのホテルに宿泊している人もいました)

 

企画提案試験

試験の流れ

資料を読んで、小論文を書く(2時間)

昼ごはん(1時間)

待ち時間(ひとによって異なる。0分~5時間)

準備室に呼ばれる。プレゼンの準備をする時間が与えられる(たしか10分)

試験室に呼ばれる。試験官が2人いる。プレゼンを行う(5分)

質疑応答(20分)

帰宅

 

勉強の流れ

(1)資料を読む

1次試験合格発表の日に、「2次試験企画提案にむけてこの資料を読んできてください」という資料が指定されます(ネット上で公開)。

今年は厚生労働白書と労働経済白書などが参考資料として指定されました。

資料はネットに公開されていたので、無料で読むことができました(私は実際に資料を購入したのですが、6000円くらいして高かったし、全然読まなかったので、買う必要はなかったなあと思います)。

(2)資料から問題を推測する

たとえば今年なら、厚生労働白書を読んで、

・労働力不足を補うための政策を提案せよ

・高齢者雇用を増やすための政策を提案せよ

労働生産性を高めるための政策を提案せよ

という3つの問題を推測しました。

というのは、白書に掲載されているデータの焦点が労働力不足・高齢者雇用・労働生産性だったからです。

(2)推測した問題に対して、提案する施策を考える

上記3つの問題どれが出たとしても本番焦らないように、推測できる全ての問題に対して施策を考えます。

施策を考える際に参考にしたのは、

・政党が発表している施策提案

・過去に行われてきた施策についての省庁発表資料

・新書(「限界国家」毛受敏浩著  など参考にしました)

NPO団体や大学研究所の発表している資料

・海外の施策とその効果

などでした。

思考のフレームワークとしては、

現状分析→目標は何か?→何が原因で現状は目標に近づかないんだろう?→課題の洗い出し→最もクリティカルだと思う課題を選定→それに対する施策を講ずる

という一般的なフレームワークで問題ないと思います。

(4)練習

友達と練習しあうことが大事です。

練習することでプレゼンの仕方がうまくなるし、お互いに質問しあうことで本番どんな質問が来ても焦らずに対応できます。

提案する施策の内容自体について議論をするのもとても楽しいと思います。

 

施策を考える時に意識するポイント

・ロジックは明確か?

たとえば、「労働者不足に対する施策を提案して」と言われた時に、高齢者活用の施策を提案したとします。

ほぼ100%、質問で、「なぜ女性でも外国人でもなく高齢者にしぼったの?」と聞かれますから、それに明確な答えが返せるよう、ロジックを組み立てておく必要があります。

・国民はその施策に納得するのか?

私は外国人労働者を支援する施策を提案しました。質問で、「外国人支援のために国民から集めた税金を使うことを、国民にどう納得してもらうのか?」と聞かれました。

自分が提案する施策について、国民にいかに納得してもらうか、という視点を忘れてはいけないと思います。

・あまりに小さくまとまりすぎてはいけない

上にあげた2つの注意点をふまえて施策を考えると、どうしても、提案する内容小さくまとまってしまいがちです。

当日、試験官の方は忙しい中わざわざ学生の選考のために時間をつかって、採点をしてくださるわけです。学生みんなが似たり寄ったりで面白味のないプレゼンをしてきたら、「時間の無駄」と思われても仕方ないと思います。というか、私が試験官だったら、時間の無駄だと感じると思います。

せっかく時間をいただいているのだから、「私たち学生が試験官を楽しませる」という気持ちを忘れてはいけない、というのが私の持論です。

過去教養区分にうかった先輩の話を聞いても、多少アグレッシブな施策の方が高得点が出るようです。(「合格したいだけで、高得点は必要ない」という方は、面白味のない施策を提案しても全く問題ないです)

 

記事が長くなってしまったので、

②面接                 (comoing soon)

③政策課題討議   (see below ↓)

については記事を改めます。

 

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calsummer.hatenablog.com

 

 

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国家総合職教養区分 一次試験から二次試験までの過ごし方

スケジュール

更新が遅くなってしまいましたが、11月14日(火)と11月15日(水)に教養区分の二次試験を無事終えました。

一次試験からの1か月を軽く振り返ります。

 

10/18 一次の合格発表。通過者は260名程度で、例年通り二次試験の倍率は2倍。

10/19 政策課題討議練習1回目

10/20~22ぼーっと過ごしてしまった

10/23 大学の期末試験日程発表。教養区分の日程とまるかぶり。

→仕方ないので授業を切って、就活と教養区分に絞りました。(そのせいで今学期6単位しかとれませんでした。4年生に10単位ほど残る予定です…卒業できるかな…)

10/24就活

10/26 政策課題討議練習2回目

10/27就活&政策課題討議3回目

10/28就活

10/29企画提案練習1回目

10/30就活

10/31面接練習1回目&企画提案2回目

11/1就活

11/2企画提案練習2回目

11/3-4企画提案練り直し

11/5就活

11/6企画提案&面接を内定者にみてもらう

11/7企画提案を友達と議論

11/9就活

11/10面接練習2回目&就活

11/11-12企画提案でどうしても納得のいくものが作れず、図書館にこもる

11/13就活

11/14 9:30~埼玉の方で試験    18:00終了

11/15 9:30~埼玉の方で試験 14:30終了

11/16大学の期末試験(徹夜)

11/17大学の期末試験(徹夜…)

 

反省(ここは反面教師にしてほしい!)

①就活の予定を入れすぎた

もちろん就活をするメリットもあって、たとえばインターンシップ選考のグルディスは政策課題討議の練習になりました。でも、あまり就活を入れすぎるとキャパります。私はキャパりました。

②卒業単位が危うい

教養区分にしろ官庁訪問にしろ、大学の試験と被る可能性が十分にあるので、早めに単位を取りきっておくことをオススメします!

③合格発表直後の3日間ほど、ぼーっと過ごしてしまった

一次試験に合格できたことで、なんだか気が抜けてしまいました。今考えれば全然時間に余裕は無かったので、企画提案を練り始めるべきだったと思っています(あるいは期末試験の勉強をするべきだったかもしれないです)。

 

二次の対策の仕方は後日また記事を改めて書きます。

 

GLPGEfIL 面接対策

選考面接

東京大学グローバルリーダー育成プログラムの第3期生選考が進んでいますね。書類選考の結果がきて、面接が始まりつつある所ではないかと思います。

 

参考までに、GLP面接対策について書きます。

 

面接の形式

昨年は、先生2人(外国人)対生徒1人という形。

圧迫面接だったという人もいれば、ゆるゆる面接だったという人もいるので、そこは運なのかもしれません。

 

問われること

書類に書いた内容をもとに面接が行われます。

 

準備しておくこと

・書類に何を書いたか思い出す。自分の言葉で語れるように、書類に書いたことを口で喋る練習をしておくとgood.

・私はspeakingが苦手だったので、準備として以下の内容をあらかじめ暗記してスラスラ話せるようにしていきました

自己紹介

「質問ありますか?」と聞かれた時に問う質問

短期留学でどこに行きたいか、短期留学でそこに行きたいのはなぜか

GLPに入る目的、入りたいと思った理由

 興味のある国際問題

自分の将来のプラン(どこに就職してどんなことがしたいか、など)

私の場合、友達の場合

・私の面接はゆるゆる面接でした。

私「こういう日本社会をつくりたいんです」

面接官A「〇〇県では今こういう取り組みがなされているの知ってる?」

面接官B「まじで!?どういうことそれ?」

~面接官同士でめっちゃ盛り上がって面接の半分くらいが終わる~

 

あとから、「面接官同士が盛り上がってる所に割って入ればよかったなあ」とは思ったのですが、面接合格だったので、割って入る能力は別に求められていないようです笑

私のIELTSのspeaking scoreがたしか6.0だったのですが、面接の終盤に「あなたちゃんと喋れるわね。スコア低いから心配したけど、それだけ喋れるなら、あのスコアがオカシイのね」というようなことを言われました。

事前にしゃべる内容を用意していたらかスラスラ話せただけなのですが。

 

・英語について

GLP申し込みの際、IELTSは7.0でTOEFLは100点以上が要求されると思いますが、私は

IELTS6.5 TOEFL97点で合格していますし、第一期生などはTOEFL85点で合格した先輩もいます。あまり心配しなくて大丈夫です。

英語能力よりも、「勉強がんばります!」という熱意の方が大事です。

 

・友達の場合

面接に遅刻していった友人が、

「面接に遅刻してきたあなたを、私たち面接官がわざわざ選ばなきゃいけない理由って何?」

と聞かれたそうです。遅刻は厳禁ですね...

(この友人は面接に合格しているので、万が一遅刻してしまった場合は焦らず堂々としていれば良いと思います。)

 

 

国家総合職教養区分 一次試験勉強方法

 勉強の仕方(詳細)

自己採点をしたら、とりあえず一次試験は合格していそうでした。良かったです。ほんとうに安心しました...

10/2には正答が発表されていたのですが、試験の手ごたえが悪かったので怖くて自己採点できずに今日まで不安で不安で...笑 やっと勇気を出して今日採点をしました。

去年で言えばⅠで15点、Ⅱで17点とれていれば合格で、一昨年で言えばⅠで18点Ⅱで17点で合格しているので、今年が例年並みだとすれば、まあ合格しているんじゃないかなあという感じでした。

来年受験される方の参考に、私がどうやって勉強したかを具体的に書いてみたいと思います。

 

2017年

4月末 TAC入塾。3年生になって本格的に学部の勉強が始まり、ゼミ面接やらなんやらでばたばたしていたため、結局テキストを受け取りにさえいかなかった。

5月試験でばたばた。全くTACの勉強進まず。進まず、というよりテキストを受け取りには行ったが、全く開かずに5月を終える。

6月、7月、8月留学。留学中はサマースクールの宿題で手一杯。一応TACの数的処理のテキストを持って行ったが、10問くらい飛行機の中で解いただけだった。

8月7日帰国。翌日から勉強を開始。ゼミ合宿の発表準備と留学の報告書作成に時間をとられまくってイライラしていた。

8月9月の2か月で勉強を進める。とは言え、ゼミ合宿とサマーインターンがあって、実質勉強できたのは25日間だった。

TACは84本のビデオ授業があり、一本が3時間ほど。倍速でガンガン見る。それでも、結局ビデオを最後まで見切ることはできなかった。

最初のうちはビデオを全部見るつもりだったのだが、9月頭に解いた数的処理の演習テストの点数が散々だったため、方針転換。数的処理になるべく沢山時間を割き、基礎能力試験Ⅱはいくつか"捨て"科目をつくることにした。結局、自然科学のうち化学、生物、地学は捨てて、ビデオもみなかった。(というのは、大学受験の時に、センターで生物・地学・科学を勉強していたから。高3の時の記憶が残っていることを信じて、勉強しなおさないことにした)

 

 

・過去問…3年分、時間を測って解いた。基礎能力試験Ⅰの時間が足りないのが苦しい。しかしそこは、24点中17点取れれば良い!と割り切って、時間がかかりそうな問題はガンガン捨てていく。

・基礎能力試験Ⅰ、文章理解8問

要は国語と英語の問題。国語が3問、英語が5問。過去問を解いたら全問正解だったので、特に対策せず。本番では7点/8点だった。一問間違った...

・基礎能力試験Ⅰ、数的処理16問

TACの演習と、過去問と、問題集をひたすら解く。

図形の処理が苦手だったのと、論理と命題が苦手だったので、そこを重点的に演習する。しかし本番でも、図形と論理2問とも間違える。あの演習の意味はなんだったのか...。

あまり試験まで時間がないなら、苦手分野をつぶすのは無理かもしれない。図形はいくら解いてもやっぱり苦手だったし、論理と命題もいくら解いてもさっぱりだった。苦手なものは、10時間くらい勉強したところで得意にはならない。だったら、この問題は捨てる!と割り切って、他の得意分野(私の場合、確率とか推理とか)を確実に取れるようにしたら良いと思う。

・基礎能力試験Ⅱ、時事3問

直前期にTACのビデオ授業を見まくる。テスト直前に詰め込む高校生みたいな勉強の仕方をしたので、試験本番、「あ~この法律あったな~~なんだったっけ....」みたいな感じになってしまった。まあでも結構正答していたので、直前期に勉強したのは正解だった。

・基礎能力試験Ⅱ、数学2問

数学は、勉強しておいた方がいいと思う。センターレベルの問題か、それよりずーっと簡単な問題しか出ない。

と言いつつも、解の公式とか、点と直線の距離とか、大学に入ってから全く使わないので忘れている。そういう簡単な公式だけぱっと確認すればこの2点はとれる。2点は大きい。

TACの授業を倍速で聞き流しながら、授業で扱われていた例題を一通り解いただけ。2時間くらいで対策が終わった。

・基礎能力試験Ⅱ、物理2問

物理も、勉強をおすすめする。私は中高で物理に対する苦手意識が尋常でなく、「てこ?電流?運動方程式?知らん!!」という感じだった。でも、TACの授業見ただけで、2問とも取れた。お得すぎる。

超基本的な公式だけ覚えれば、あとは数的処理。ほんと簡単。物理が好きになった。ありがとう物理

TACの授業を倍速で聞いて、V問題集の頻出Aを1周。

・基礎能力試験Ⅱ、化学2問

捨てた。

・基礎能力試験Ⅱ、生物2問

捨てた。でも勉強しておいてもいいかも。ただの暗記なので。計算はほぼ全くでない。

・基礎能力試験Ⅱ、地学1問

1問しか出ないし、捨てた。

・基礎能力試験Ⅱ、思想3問

暗記する範囲が狭い上に3問も出題されるのでお得。勉強すると良い。

TACの授業を倍速で聞いて、V問題集で5問くらい解いてみた。

・基礎能力試験Ⅱ、日本史2問

大学受験で日本史を使っていたので、まあ余裕でしょ!と思ったが、ほとんど忘れていたため、TACの授業を真面目に受講する。先生がおもしろくて好き。

V問題集の頻出Aの問題を1周する。

・基礎能力試験Ⅱ、世界史2問

大学受験で世界史を使っていたが、世界史は大の苦手。でもTACの授業で初めて世界史を面白いと思った。ほんと良い先生です...

V問題集の頻出AとBを1周する。

・基礎能力試験Ⅱ、地理2問

端的に言って地理アレルギーだったので、捨てようかとも思ったけど、先生が好きだったので受講した。面白くてびっくりした。V問題集の頻出ABを1周。

結果から言えば、本番では1問間違えてしまったし、地理のうち1問はあまり地理っぽくない問題だった(格安航空や電車の話)ので、地理に割いた時間は試験対策という観点から言えば無駄だった。

・基礎能力試験Ⅱ、法学2問

法学は大学1年生の時に民法の授業が楽しかったので、まあ勉強してみようかな、くらいの気持ちで勉強した。問題も簡単だし、問われることは大体決まってるし、覚えることも少ないし、いわゆる「コスパの良い」科目なのではないだろうか。

授業を倍速でざーっとみて、あとはV問題集の頻出Aを1周...しようとしたけれど、0.5周くらいしか終わらなかった。

・基礎能力試験Ⅱ、政治2問

政治、と言っても政治史と政治制度にだいたい分けることができて、政治制度の所は法学の勉強と内容がかぶるし、政治史の所は世界史と内容がかぶるので、法学と世界史を勉強していれば、あまり新しい内容はない。

授業を倍速でばーっと見ただけ。

・基礎能力試験Ⅱ、経済2問

いわゆる経済理論みたいなもの(IS-LM,45度分析とか)はあまり出ないみたい。TACの授業は受けなくていいと思う。理論の解説が主なので。V問題集も解く必要なし。

「経済時事」という時事のテキストを勉強すればOK。

・基礎能力試験Ⅱ、社会2問

あまり対策のしようがないような気もする...1問は思想っぽい問題。フーコーとか、フロムとか、ハーバーマスとか、社会思想。ここはTACの授業でカバーできる。ただ、社会思想が出ない年もあるし、時間がなければ社会の対策はしなくて良いと思う。

私は一応授業を見た。V問題集は解かず。

 

そのほか。Vテキストは一回も開かなかった。授業のレジュメを中心に勉強すればよかった。

 勉強時間は25日×8時間くらい。

 

 

国家公務員採用総合職試験 教養区分1次試験 概要

重要URL

総合職試験(大卒程度試験)教養区分|国家公務員試験採用情報N

 

一か月以上更新をさぼっていてごめんなさい...

何をしていたかと言うと、教養区分試験対策の勉強をしていました。

ちょうど昨日(10/1)試験が終わり、一息ついたところです。

今回は、留学などとはあまり関係ないのですが、教養区分試験の勉強の仕方について書いてみます。

 

教養区分とは何か

いわゆる官僚(国家総合職)になるための資格試験みたいなものです。官僚になるためには、試験(国家公務員採用総合職試験)を通過した上で各省庁の面接(官庁訪問)があります。

試験には、教養区分・経済区分・法律区分など様々な区分があります。

要は、教養があるか問われる試験、経済についての知識を問われる試験、法律について問われる試験...ということです。全ての試験に合格する必要はなく、どれかひとつを選んで、そのひとつに合格することができれば、面接にいく資格が与えられる、というわけです。

 

国家総合職 秋試験(教養区分)ガイダンス /Wセミナー

↑この動画が、教養試験を簡潔に説明していてわかりやすいと思います。

 

なぜ教養区分か

・教養区分試験は無料で受けることができる。

・申し込みはインターネットで簡単

・9月末ごろに試験があるので、民間就活と被らない(法律区分など、教養区分以外の試験は春に試験があります)

・試験問題もわりと簡単(専門的でない)

 

教養区分試験1次試験の勉強の仕方

あまりネット上に教養区分の勉強の仕方が見つけられなかったので、書いてみます。

私はTACという資格学校?に通いました。が、もちろんTACに課金などしなくても合格はできます。

1次試験は

論文4時間

基礎能力試験Ⅰ(国語、英語、算数)  2時間

基礎能力試験Ⅱ(時事、数学、物理、化学、地学、政治、法律、経済、思想、世界史、日本史、地学)  1.5時間

という構成になっています。

 

①過去問を手に入れる、解く

人事院に過去問を請求することができます。このブログに詳しいです。

blog.goo.ne.jp

 

②過去問の傾向を踏まえて、勉強する

優先順位は、基礎能力試験Ⅰ→論文→基礎能力試験Ⅱの順です。

1次試験では基礎能力試験ⅠとⅡが採点され、この点数で受験者の10分の1くらいに絞られます。

1次試験で論文を4時間もかかされるのですが、実は論文を採点してもらえるのは基礎能力試験で一定の点数以上を取った人の答案だけなので、とにかくまずは基礎能力試験を突破しなければならない訳です。

・基礎能力試験Ⅰ

国語、英語、算数(”数的処理”と呼ばれています)の試験です。

基礎能力試験ⅠとⅡは重みが異なっていて、Ⅰの方が重いです。重いというのは、負担が重いというのではなく、試験の配点が重いという意味です。

国語と英語は大学受験やTOEFL,TOEICを経験したことがある人なら、特別対策をする必要はありません。英語については、単語のレベルが結構高いので、先に選択肢を丁寧に読んで文章の内容についてあたりをつけてから、英文を読み始めると正答率があがると思います。

数的処理については、過去問をひたすら解いて慣れましょう。中学受験をした人なら一度はやったことがあるような算数の問題です。

時間が足りなくなると思うので、なるべく「きちっと解かない」という方針で臨みます。要は選択肢がひとつに絞れればいいわけで、大体のあたりをつければ絞れることが多いです。その「あたりのつけ方」はコツがあるので、自分で過去問を解きながら身に着けていくしかありません。

・論文

「国家はどうあるべきか」「公務員はどうあるべきか」などがテーマで、2本の論文を4時間で書きます。途中で集中が切れるか、集中が切れないにしても知らずのうちに疲弊してくると思うので、一度、お手洗いに行くことをおススメします。体を動かしてリフレッシュしましょう。

対策方法としては、友達と一緒に過去問を2年分程度書いてみて、答案を交換しあうのが良いと思います。「この言い回しは使えるな」「こういう視点が自分には欠けているな」ということに注意しながら友達の論文を読むことが、一番勉強になります。

だいたい10点満点で最低でも6点、最高でも8点程度しかつかないので、ここに力を尽くすのは効率が良いとは言えないでしょう。一度も過去問を解かずに試験当日を迎えるのが不安であれば、その不安を解消する程度でちょうどいいと思います。

・基礎能力試験Ⅱ

とにかく範囲が広いので、勉強するのが一番難しい所です。とりあえず、センター試験で自分が使った科目について復習すれば良いと思います。センターで使っていない科目まで手を広げてしまうと収拾がつかなくなります。

後は、時事の確認ですね。これについては市販のテキストを参考にするのが良いでしょう。

1年前から2年前の範囲で

成立した法案・改正された法案・最高裁判決・ノーベル賞など日本人受賞者・流行した感染症地震などの天災・登録された遺産・開かれた国際会議

をチェックしましょう。

1年前の年度において各省庁から出された白書に一通り目を通すと、論文対策にもなります。

基礎能力試験Ⅱは半分とれれば合格ラインに乗るので、完璧主義は禁物です。全範囲をやるのではなく、山を張って、せいぜい7割程度の範囲を勉強すれば十分です。

 

 

以上が大雑把ではありますが、教養区分の勉強の仕方になります。もし詳しく聞きたい方や質問のある方がいらっしゃれば、コメントくださればお返事いたします。

TACに課金しなくても大丈夫、と最初に書きましたが、自分で勉強進めるの不安だな...と思ったら課金すれば良いと思います。私はそのパターンでした。

市販のテキストは沢山あるしどれが良いか分からないし選ぶの面倒...周りの人がどうやって勉強しているか知りたい...などという人は課金の価値はあると思います。

とりあえず過去問は人事院に請求してから届くまでに2か月程度かかるので、関心をもったらまずは過去問を請求してみてください。

来年度以降に教養試験を受験される方々のご健闘をお祈りいたします。

 

勉強方法の詳細についてはこちらを参照してください。↓

 

calsummer.hatenablog.com

 

 

 

Harvard Summer School とった授業①

Decision Making

 

【教科書】

Bazerman & Moore, Judgment in Managerial Decision Making (8th ed. 2012).

【時間】

週6時間(火木8:30am-11:30am)+Review Session3時間(任意.金8:30-11:30am)

【宿題】

少ない(毎回授業前に15ページくらい教科書を読むだけ)

【試験】

簡単(試験問題の前バラシあり)

【議論】

入りやすい(日常的なテーマなので)

【事前知識】 必要なし

【生徒数】

20人程度

インド、アメリカ、ドイツ、ギリシア、トルコ、中国、イスラエル、オーストラリア、カザフスタンベトナムなどなど、出身はインド人が多い以外は各3人~1人程度でわりと偏りがなく、男女比もあまり偏りがなかった

【対象】

Graduate Undergraduate 両方に開かれたクラス。たぶん生徒の平均年齢は23.24くらい?

Graduateは3人チームでプレゼンをする必要がある。

【成績】

Midterm(10%), class participation(40%), final exam (50%)

私はA-だった(A+は存在しないので、2番目に良い成績ということになる)。

普通にやってれば成績は心配しなくてよいと思う。

【教授】

ユーモアがあって面白い教授。時々謎の沈黙がある(いかにも法学部の教授、という感じをうけることがある)。

【TA】

Review sessionはTAが担当する。

とにかく面倒見がよい。電話、skypeFacebookなどでいつでも質問をすることができる。返信が早い。

【その他】

最終回授業後にパーティーがある。教授がランチを奢ってくれる。

 

 【おすすめ度】★★★☆☆

×課題が軽すぎる。がっつり勉強したい人にとっては物足りない。ただ、逆に言えば、勉強も遊びも両立したいという人にはおススメできる。

×授業の前半が講義、後半がグループワーク。講義内容にかんして、東大の社会行動論・心理Ⅰ・認知脳科学と内容がかぶっている。私は前期教養で心理の授業をとりまくっていたので、「この実験、東大で習ったから知ってるわ」という感じで新しみがなかった。

〇授業が法学部の建物である。とても綺麗で、良い。

〇教授がいい人

〇クラスメイトがいい人たち

〇議論の内容が身近なので、発言しやすい

〇グループワークが面白い。交渉ゲームや心理実験、グループワークゲームなど。グループワークを通してクラスメイトとも仲良くなれる。